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『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』感想〜ファンタジー×ロック!そしてスポ根!音イメージの奔流は情報量が多くて少ない〜

ド熱いスポ根がお好きな方におすすめの漫画ですー

 

スポ根でファンタジーで、そしてロックなんですが。それ成立するの?と思うけど、ものすごいパワーで成立させるんですよコレが。

 

あらすじと感想をご紹介します。

 

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』

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SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』 長田悠幸/町田一八 スクウェア・エニックスより引用

 

 

 

【あらすじ】

地味な英語教師、本田詩織26歳。

 

将来の夢はぼんやりお嫁さん。家は貧乏、いつも茶色のスーツを着ているジミな彼女だが、実は高校生の頃はギターをかき鳴らすロック少女だった。

 

そんな本田先生にアフロのブルースシンガーの霊が憑りついた。

 

霊の名前は「ジミ・ヘンドリクス」。彼が言うには、27歳までに「伝説」を作らないと本田先生は死ぬ・・・!

 

リミットは1年!本田先生に眠る熱きギタリストの魂を燃やせ!

 

【感想】

 

音のイメージを具現化したぜ!!!

ド級のスポ根だぜ!

「俺の考えたいちばんすごいアーティスト集めた」ぜ!

 

見どころを羅列すると↑のように分裂する本作です。

 

まず音のイメージ。これは見ていただいた方が早い。

 

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SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』 13巻 長田悠幸/町田一八 スクウェア・エニックスより引用

 

 

あり得るか?あり得ねえだろう?でもこういう音が出てるんだ。こういう音を出したんだ!!

 

絵のうまさも相まって、怒涛の音イメージの奔流。ほか、ライブ中にバスが飛び出したりクジラが舞ったりと大変に派手!

 

確かにこんなことは起こらない。しかしこれがイメージというものだッ!(なお、↑のコマはなんと「4ページぶちぬき」という漫画の常識を打ち破る演出)

 

その音イメージが出るほどの説得力ってなんだ?っていうの、本作では「スポ根で鍛えてるから」っていうアンサー。

 

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SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』 8巻 長田悠幸/町田一八 スクウェア・エニックスより引用

 

 

血と汗と涙と、カップラーメンをぶつけられるド根性。今時珍しいほどの熱血ぶりですが、この苛烈な「修行」をキャラ全員が克服しての音!

 

 

で、今までの二つと大きく異なる面白みとして「俺の考えたいちばんすごいアーティスト集めた」ってのがあって。

主人公にジミヘンが取り憑く・・・という設定上、他にも憑いてる有名アーティストがいる訳です。

コレも見てもらった方が早いデス。

 

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SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』 17巻 長田悠幸/町田一八 スクウェア・エニックスより引用

 

 

ブライアンジョーンズにジャニスジョプリン、

ジムモリソンにカートコバーン!

 

私は音楽に明るかアないんですが、このメンツが偉大なアーティストであるであることくらいはわかります。

 

ここにジミヘンが加わるって事で、小学生のロック好きが「おれのかんがえたアーティストで打線組んでみた」という夢バンドができる訳ですヨ。

 

 

・・・という感じで、内容モリモリでとっ散らかりそうな本作なんですが・・・

 

存在する情報量の多さに対し、表現する情報量は少ないので大丈夫なのです。

どういうことかっていうと「一巻の半分はセリフなしで音楽イメージで進行」とか!!

 

 

「ジミヘンの幽霊が取り憑いた」というファンタジーにノレさえすれば、超極上の音楽スポ根体験ができます。

 

音イメージはまるで読むMVです。

すごい表現力だし、もっと流行ってほしいなあ。ド熱くて面白いヨオオオオ!すばる先生ダーイスキ!