和モノの幽霊話がお好きな方におすすめの漫画のご紹介ですー
日本画の風情がありながらすごく今っぽい絵。合間にはさまる遊郭コラムが知識欲をそそる作品です〜
あらすじと感想をご紹介します。
『あおのたつき』
著者:安達智
掲載:マンガボックス(web媒体)
【あらすじ】
江戸、人の情念がうずまく吉原。
その奥に、浮き世と冥土の狭間「鎭主の森」があった。
わだかまりが恨みになり、悪霊になり、悪さをする。
そんな冥土の者の魂を守り、導くのが鎭主の森の宮司、楽丸。
ある日楽丸のところへ、花魁姿のこどもがやってきた。
名はあお。生前は三浦屋の濃紫という花魁。
「たつき(金儲け)を立てたい」というわだかまりを持つあおは、楽丸に雇われ鎭主の森の客人を鎮める手助けをする事となる。
【感想】
美しく禍々しい怪談噺!
なにせ絵がきれいだ!もうこれは見ていただくしかない!
美しい画面がエキゾチック。
物語も遊郭にまつわる生々しい哀しみ・人情を抱えた悪霊退治と、和モノの怪談の楽しさたっぷり。
なお、巻を追うごとにデザインセンスがうなぎのぼり。
キャラクターデザインもみごたえ抜群です!
マンガ本筋じゃあ無いんですが、コラムや巻末での生々しい遊郭話豆知識も楽しみの一つ。
歴史好きの人はがっつり刺さると思います。
和モノ怪談噺が好きな方、日本画テイストが好きな方、イケてるキャラデが好きな方にぜひおすすめ!すてきですよ〜