(漫画がすき)

漫画好きが読んだ漫画を紹介するブログです。

漫画のネタバレレビューについて〜『キン肉マン』騒動アーカイブ。もはやツイートも読書体験 ~

 

本日はマンガの紹介ではなく、日本のマンガの時事問題についてアーカイブも兼ね触れたいと思います。

 

Twitterで話題になった「マンガのレビューについて」です。

 

私はもう、SNSに関しては止められないと思うんだよね・・・

 

Twitterで話題になった件とは】

この件ですね↓

togetter.com

 

内容としては、

 

  • キン肉マン』の作者のひとり、ゆでたまご嶋田先生がTwitterでのネタバレ含む感想に注意喚起(含む法的措置勧告)
  • ジャンプ+編集長が嶋田先生の発言に追随(含む法的措置勧告)
  • 結果、『キン肉マン』のみならず、Twitterでのジャンプ作品の感想ツイートが激減する


うーーーーーーん。という内容です。

 

非常に悩ましい問題なのですが、結論から言うと感想が激減するのは集英社に不利益になります。

 

感想ツイートは以下のような効果があると思います。

 

  1. 無料の広告であり、
  2. 読者の読書体験のうちのひとつであり、
  3. クリエイター、編集部のモチベーション(純粋な意味でも、販促計画としても)

 

 

感想ツイートは流れていた方がいいのです。それは間違いない。


しかしながら、クリエイターの「ネタバレを避けてほしい」という気持ちも分かります。


そりゃもうクリエイターからすれば、自分の想定するコンディションで、一番おもしろい状態で読んでほしいですよね。それは痛いほどわかります。

 


でも残酷ながら、たぶんもうそれは不可能だよな、というのが私の(現段階での)見解です。

 

 

なぜなら感想ツイートは、すでに読書体験の一部だからです。

 

それが『キン肉マン』において特に顕著だったということだと思います。

 

人の口に戸は立てられません。

これはマンガのネタバレ以外でも、人類開闢以来ずっとそうなので覆ることはありません。

 

そして『キン肉マン』を好きな層は、現状30〜50代くらいで、少年時代にキン肉マンを読んでいた世代が中心だと思います。

 

この層は少年時代の「ジャンプを読んで、次の日にクラスで友達と話す」ことまでを読書体験としています。

 

その読者が大人になった今、Twitterでつぶやくことは少年時代の読書体験と非常に似た価値があると想定できます。

 

「あの技最高だったよな!」「まさかあいつが味方で戻ってくるなんて!」「すごいうれしかったよな!」

 

これはネタバレです。しかし、そのネタ部分に対して語り合いたいのです。

 

私も『キン肉マン』関係でツイートをすると、それはそれはあたたかなコミュニケーションが広がることを知っています。

 

(余談ですが、2019年にキン肉マンスタンプラリーに参加したことがあります。

Twitterで進捗をつぶやくと、知らない人でも気軽にいいねを押してくれるし、私も「ああ、この人あそこ行ったんだ~」なんていいねを押して交流が生まれました。(嶋田先生もいいねしてくれましたよ)

 

スタンプラリーのみならず、Twitterでの交流も含めて楽しい時間を過ごすことができました。)

 

キン肉マンを読む」という行為は「読んだ後にネタバレ部分(一番面白かった部分)をツイートして語り合いたい」ということも含んでいると考えて良いと思います。

 

であればどうすればよいのか。

 

考えうるのは、例えばネタバレ感想に「#肉バレ」などのハッシュタグをつけ、未読者は該当ハッシュタグをミュートする・・・などでしょうか。

 

web漫画の最後のページに告知をすれば、結構できるんじゃないかなあ、なんて思うんですが・・・

 

と言いつつ、ミュートワード設定などのネットリテラシーが必要になってくるため難易度は高いです。

 

またそもそも嶋田先生やジャンプ+編集長の「ネタバレをやめてほしい」という意図が、私が想像するより広範囲に及んでいるかもしれません。そのため、意向に沿うものかもわかりません。

 

 

しかしながら、「誰かと語る」までが読書体験である作品において、もはやSNSでのネタバレは避けられないと思います。

 

ネタバレ部分を語り合いたい、その欲求をスマートに解決する方法は模索していかなければいけないと思います。

 

法的措置の姿勢を見せて感想ツイートを減らすというのは、誰も得をしない哀しい結果です。ましてや、次世代を担うweb漫画の感想まで減るのは集英社も本意ではないはず。

 

なにか策を講じてほしいというのが、漫画ファンである私個人の願いです。