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『邦キチ!映子さん』season7第5話感想~トンチキ邦画プレゼン、『ベイビーわるきゅーれ』でついに名作もOKに~

本日はTwitterで話題の邦画プレゼン漫画、『邦キチ!映子さん』の話題ですー

 

簡単なあらすじは載せますが、未読の方はリンクから読んできた方が理解が早いと思います。web掲載漫画なので無料で数話読めます。↓リンクからぜひぜひ。

 

そして今回のseason7第5話はちょっとエポックメイキングな回だったのでアーカイブしておきたいなと・・・

 

では、簡単なあらすじと感想をご紹介します。

 

『邦キチ!映子さん』

 

 

【あらすじ】

とある高校にある「映画について語る若人の部」。

 

アメコミ経由・ミーハー映画好きの部長と、部員の邦吉映子、邦画大好き女子高生通称「邦キチ」。

 

どんなトンチキな邦画も、邦キチの手にかかればさらにトンチキな映画としてオススメされる・・・!

 

 

邦キチの邦画愛はとどまるところを知らず、どんな過去のマニアックな作品も長所を見つけてプレゼン!プレゼン!

 

 

業界初、邦画専門プレゼン漫画!

 

【感想】

 

邦キチの魅力と言えば、「絶対に作品を貶めないプレゼン」。

 

私も漫画のレビューサイトで記事を書いているのですが、邦キチの姿勢は本当に学ぶことばかりですよ!(突然の大声)

 

正直、海外(特に北米)などと比べて予算や規模的に劣ることが否めない邦画。

 

また海外のトンチキ映画は日本まで至らず、日本のトンチキ映画は必然触れる機会が多いということもありましょう。

 

しかしその邦画のトンチキさを愛し・トンチキの中から長所をプレゼンするのが邦キチのやり方。

 

私も実写デビルマンを観た後に、邦キチのプレゼンの懐の深さに襟を正したものです。

 

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 服部昇大 『邦キチ!映子さん』season1集英社2018年 より引用



「どこをとってもこの世に二つとない作品」・・・

 

物は言いよう・・・

確かにその点をピックアップするならば間違いなくこの世に二つとない映画で、このプレゼンは完全に有効です。(なお実写デビルマンの評価を知りたい場合、「実デビ 酷い」などで検索してみてください)

 

 

 

さて、このように『邦キチ!映子さん』はトンチキ邦画をプレゼンしまくる漫画なわけですが、このseason7第5話の題材は『ベイビーわるきゅーれ』。

 

アクションの質や女の子同士の友情など、とても評価の高い最新の邦画です。

 

今までトンチキ邦画ばかりプレゼンしていた邦キチが、名作をプレゼンしたらどうなるのか・・・?

 

結論から言えば非常にいつもの邦キチでした。

 

『ベイビーわるきゅーれ』の、かわいい女の子ダブル主演というイメージ→ハードアクションを紹介する大きな緩急。「ちょっとした映画マニア」が追いつかない新進気鋭の表現を取り上げるさすがのプレゼン力(りき)!

 

邦キチ、つまんない映画も面白い映画もすごくフラットにプレゼンしやがるッ・・・!

 

season7第5話を以て、面白い邦画もイケることが分かった邦キチ。

今後のプレゼンにますますの期待が高まりました・・・!