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『邦キチ!映子さん』season6感想~40代による40代のためのエヴァ映画プレゼン漫画+読み切りも庵野監督関係~

トンチキ邦画紹介漫画の最新刊の感想ですー

 

今回のseason6、大傑作2021年公開エヴァの話題が特に面白くてサイコーなのでした。

特に40代に刺さる仕上がり。

なお筆者の年齢もぴったり40で、今回の記事は主観にあふれ切っていることを宣言しておきます。

 

30代~40代の少年たち、神話になれ・・・!

 

あらすじと感想をご紹介します。

 

『邦キチ!映子さん』season6f:id:ima-nakayama:20210928155002j:image

 

【あらすじ】

とある高校にある「映画について語る若人の部」。

 

アメコミ経由・ミーハー映画好きの部長と、部員の邦吉映子、邦画大好き女子高生通称「邦キチ」。

 

どんなトンチキな邦画も、邦キチの手にかかればさらにトンチキな映画としてオススメされる・・・!

 

 

邦キチの邦画愛はとどまるところを知らず、どんな過去のマニアックな作品も長所を見つけてプレゼン!プレゼン!

 

 

業界初、邦画専門プレゼン漫画!

 

【感想】

 

収録の11エピソード中、3話+読み切りがエヴァ関係のseason6。

 

それが非常に良かったのでご紹介したい。

 

と言いますのも、今回はうだつのあがらない40歳の教師「江波(えなみ)」が主役だから・・・!

 

江波は高校の頃、エヴァンゲリオン研究会に所属していた40男。

 

当時のエヴァ研の部員でありあこがれの先輩、中峠先輩と20年間「劇場版エヴァを観る」という関係性を繰り返しています。

 

これ、リアルタイムでエヴァの劇場版を追っている30後半~40代なら分かると思うんですが非常に長いスパンなんです!その上、意中の人と劇場版を観るなんて恐ろしすぎる!

 

20年もの間ときおり公開され、期待度に満ち、そして観た後に難解すぎて無言になって解散する感じ、あの感じを繰り返している40男、それが江波です。

 

 

「劇場版エヴァを語るなら40代出さなきゃ始まらないだろ」という熱い思いを感じます。

 

そう、今回ばかりは本作の主役・邦キチもわき役。

 

40代による40代のためのエヴァエピソード漫画。それが今回の邦キチエヴァ回!

 

3回構成で見ごたえたっぷり。+読み切りも庵野監督関係で、エヴァ好き&庵野監督好きなら見て損なし。できれば30代後半~40代だと最高。

 

 

今まで読んだことが無くても特に問題なし。もし気になった方はぜひ!(特にseason6巻末の読み切りの庵野監督のアレ、邦キチのいつもの「お前本当に高校生かよ」というマニアックなチョイスでたまらんですよ)