『COCOON』
「わたしが蚕だったら」
「こんな世界には出てこないだろう」
「ずっと安全な繭の中にいるだろう」
「空想の繭の中でゆっくりと死んでいくだろう」
「だけど」
「ほんとうは」
「誰も死にたくなんてなかった」
『ペリリュー ─楽園のゲルニカ─』
「死というものは」
「実に汚らしくおぞましく無残な悪臭を放つ-----」
『トミノの地獄』
「耐えがたきをたえ、忍びがたきを忍び----」
「意味が分からないわ・・・」
（丸尾 末広『トミノの地獄』KADOKAWA2017年 ３巻より引用）
『戦争と一人の女』
「戦争はもう終わったのか」
（近藤 ようこ『戦争と一人の女』青林工藝舎2020年 より引用）
『夕凪の街 桜の国』
「・・・あんた被爆者と結婚する気ね？何のために疎開させて養子に出したんね？」
「なんでうちは死なんのかね」
「うちはもう知った人が原爆で死ぬんは見とうないよ・・・」
