漫画のことと本のこと

漫画好きが読んだ漫画や本の感想を書くブログです。

9/6の漫画の感想(3件)

このエントリーに書いた感想は以下の3件。

 

  1. タイトル不明(『本が読めない話』)
  2. 月の恋人』(Twitter漫画)
  3. 『片喰と黄金 第49話 カンザス⓫⑥』

 

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タイトル不明(『本が読めない話』)

 

Twitterの作者リンクのため見えなくなってたらごめんなさい。

ショートな面白漫画。脱いだ男の妙な肉体美と『時計じかけのオレンジ』みたいな眼球むき出しシーンが楽しいです。こういう才能が突如流れてくるからツイッタは止められない。

 

↓なお、作者の脇田茜先生の商業漫画はこちら。かわいい妖精とかわいいパタンナーのかわいいお話。

 

 

月の恋人

 

こちらもTwitterで流れてきた漫画で面白かったのでご紹介。

ちょっとドキドキする甘酸っぱい恋、からのSF。

 

 

BOOTHで販売もしているようなので、興味があれば検索してみてください。

 

 

『片喰と黄金 第49話 カンザス⓫⑥』

アイルランド移民アメリカゴールドラッシュ物語、ついにインディオアメリカ大陸先住民)との摩擦・・・・・・・・・という言い方だと汚いですね、抑圧。

 

『片喰と黄金』、史実もしっかりと踏まえ、監修もついてのこの歴史物語をやるにあたって、避けては通れないエピソード。

先住民抑圧については帝国主義植民地主義国の人間はいつだって考えていかないといけない。

でも、この物語の登場人物たちを理想的に変えたところで、史実が変わるわけでもまたない。

であればその高揚感と、良いキャラクターぶりとをしっかりと受け止めた方がいい気がしている。

実際、開拓民ていい人が多かったと思うよ。正義感が強く、冒険心にあふれ、自立心旺盛な人たちで、自分の苦難を個人として乗り越えようとした人たちだったと思う。

その善の部分を思い切り味わうのはいい事じゃないかな。

そして地獄のような現実もまた、後日セットで学ぶと・・・その時に言い訳は効かない。善き人たちの夢の名のもとに累々と死んでいった人、文化、自然があったことを学ぶ。

 

少なくとも我々はその結果の歴史を生きている。それは覆せないし、それを隠してはならない。善き人たちが行った結果のことを。

 

 

大衆アートが現実にアプローチする力って「知るきっかけ」であって、私は歴史の漫画がたくさんあるのはいいことだと思うのです。ああ、併せて『ヴィンランド・サガ』も読みたいなあ。