親の借金を抱えた少年、デンジは友だちのポチたと【契約】を交わし、この世界の恐るべき存在「悪魔」、チェーンソー頭のチェンソーマンに変身できるようになる。
その力を見出したのが公安の美女マキマ。貧しいデンジはジャムトーストの朝食に惹かれ、悪魔を狩るデビルハンターとしてチェンソーマンの力を振るう。
日本語ながら、海外・・・明確に「ヒットした渋いハリウッド映画」(皮肉をこめた言い方)の世界観をガンガン出す本作。
貧しさも欲望もハイセンス。「映画のような」とすぐ言われる作家性だけども、
藤本タツキの本懐はあくまで漫画。
衝撃のエログロやバイオレンス、センスの良い自虐、ケレン味あふれる余韻を残す物語、アメイジングな発想の心象風景やクリーチャー、そして「女黙ってろ」の文系マッチョ!
これは漫画の映画秘宝。。。
本来私のようなマダムは客じゃないが、ごめん大好きです。
表現として日本の(流行りの)漫画を塗り替えてしまったすごい漫画。リテラシーは期待しないで。