「[第1話]漫古☆知新-バカでも読める古典文学-」
下品だからね!!!私、言ったからね!!
小林多喜二の名作プロレタリア文学がこれひとつで・・・ぜんぜん分からない!!
ひたすら下品、しかし芸術的な塗り込みが暴力的に繰り広げられ、蟹工船のことが全く分からずに終わる!そして下品!!ひどい!
しかし漫画が終わった後、文学解説がついている。これを読めば蟹工船が・・・全然わからない!!!
頭を抱えた読者が死んだ目で
「。。もういい、自分で読んでみる。。」
と自分から言い出す漫画。
ただ真面目な話をすれば、「その本の存在を全く知らなかった」読者への扉、と言うことはできる。
読みたい人は自己責任で!私、責任取らないからね!食事中に読んじゃダメだよ!!
なお、画太郎先生がいるのは山形県の「旧済生館」だそう。なんでしょう、こんな素敵な洋館で・・・
www.city.yamagata-yamagata.lg.jp
日本のプロレタリア文学の名著。
プロレタリアとは労働者のこと。多喜二の時代の労働者は現在のような教育が完全ではなかったためか、オノマトペ(擬音)を多用した分かりやすい情景描写で、漫画読みだとなじみのある文章かもしれません。
また登場人物に基本的に名前が無いことも特徴。
興味のある方はぜひどうぞ。