クリスマス当日に冷たい水を浴びせられるようなルポ漫画。
親が体罰を肯定する宗教に入ったため、こどもの発言が気に入らないと体罰に至る。
ベルトでお尻を叩かれる、私の人生にはないレベルの暴力で、「金具が当たると気絶しそうになる程痛い」という、人生で知り得ない情報を得た。。。。
私はルポ漫画であっても、それは作者の目線が含まれるため事実ではないという立場を取ってる。
ただ、作者が感じ取ったエモーションをピックアップして強く強くつたえるものだと。
「クリスマスケーキが食べたいと言ったら、『帰ったら鞭ね』と言われる」
現実では多くの被害のうちのひとつだけれど、あまりにひどいこの言葉を切り出して演出してスポットライトを当てること、それが創作を通したルポルタージュのやり方だろうと。
楽しいのかなんもないのか、少なくともベルトで打たれるクリスマスを迎えていない人に突き刺さる打ち出し方は、漫画にできることだろうと。