中世~近世?ヨーロッパ的世界を舞台とするファンタジー叙事詩。
とりあえず4巻まで、というのは現状40巻までなる大著だから(未完!!)
3巻までが序章のような扱いで、4巻以降少年少女の群像劇が展開されるとのこと。
架空の地方の歴史背景や政治ゲームバランス、王位継承などの正統西洋叙事詩を楽しみつつ、
細い線で表現される、力ではない、体さばきによる円環のアクション。
線の省略による美しいシルエットに見惚れる。
ド正統、ドラゴンが神格化されている世界観も逆にフレッシュ・・・!
『アンナ・コムネナ』『天幕のジャードゥーガル』『セシルの女王』など、今も歴史マンガは花盛りだけれど、魔法ファンタジーががっつり入る歴史叙事詩(しかも大作!)は最近無いのかも~
もともと歴史モノは少女~女性向けジャンルで強い世界なので、今も根強く息づいていて不思議はないもんなあ。
私が普段読むジャンルじゃなくて、非常に新鮮でした(おすすめありがとうございます!)