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『ねぇねぇ、ねねさん。』感想~飯モノイメージからの叙述トリック(?)に涙せよ・・・~

本日は気になる読み切りのご紹介ですー

 

漫画における飯モノのイメージってもう定番化しているんだな・・・っていう。

 

日本漫画の文脈で最大限に活きる漫画でしたなあ。

 

あらすじと感想をご紹介します。

 

(なお、ネタバレしないうちに読んだ方が絶対面白いので、まずは↓リンクから読んできてくださいね!)

 

『ねぇねぇ、ねねさん。』

shonenjumpplus.com

 

【あらすじ】

生活力ゼロの美女、寧々さん。

寧々さんのお隣に住む、モテるために料理を始めた大学生、凛太朗くん。

 

凛太朗くんは寧々さんのためにご飯を作る。なんならあーんして食べさせてあげたりハグしちゃったり。

 

でも、いちゃいちゃご飯の時間は必ず「夜10時」。

 

11時になると必ず帰ってしまう凛太朗くんに、寧々さんの顔は少し曇っていって・・・

 

【感想】

いちゃいちゃ飯モノからの・・・!?

 

本邦ですでに確立された「お隣さんにご飯を作る」といううれしはずかしイメージを利用した本作。

 

絵もすごくきれいで寧々さんは色っぽく、「このあとえっちな感じになるんちゃう!?」という汚れた期待をめきめきに(いい意味で)殴ってきます。

 

シンプルにごはんも美味しそうで、食を通じて出会った寧々さん・凛太朗くんの絆がうかがえます。

 

ごはんはきっかけで、つながりで、そして未来にとどけるもの。

 

読んでない方への配慮のためぼやっとしたことしか書いてませんが、とにかくふわっとした幸せに浸れる良作なのでお勧めです。

 

飯モノ漫画が好きなら余計にこの叙述トリックにハマるはず。ぜひぜひどうぞ。