漫画のことと本のこと

漫画好きが読んだ漫画や本の感想を書くブログです。

ここんとこ読んだ漫画感想2023/8/24~8/26(5件)

その日読んだ漫画の雑感をまとめておくエントリです。

 

リンク切れや無料期間公開終了などご容赦くださいませ。

 

本日は5件の漫画の感想です。

 

 


[第28話]限界煩悩活劇オサム

ゲタバ子

shonenjumpplus.com

 

怨霊の恨みは“クソデカ感情”!?


高校生オサムは「特定分野」専門の除霊師。CP、二次創作、実写化・・・「オタクの恨み」を祓え!・・・けどどっちかっていうと共感しちゃって!?


非実在ギャルとバディで闘うオタクあるある除霊師ギャグマンガ~!

 

オタクである楽しみ、旨味を噛みしめるギャグマンガ、堂々の最終回。
今回の話自体、推し漫画最終回の悲しみの霊を除霊するのでメタっすね。

 

私、自分がオタクコミュニケーションが取れないので(ADHDなこともあるんだろうねえ)この漫画はめちゃくちゃまぶしいです。楽しそうでニコニコしちゃう。

 

漫画家マンガ、みたいな感じでもあるのですが、オタクを客観的に引いて描いてもいるので非オタクでも入り込めないことないし、どちらかというと趣味の楽しさににこにこです。ただ用語はたまにわかんないっす!

 


『俺たち ただの』

comic-days.com

友達に同性のカップルであることをアウティングされた高校生、佐々木と中島。
学校中の無理解にさらされ、中島は居心地の悪さを感じ始める。

 

ちょっと、客観的に論じることが難しいので、私の超主観で感想を書こうと。

 

クラスメイトをBLの題材にするとか、教師が生徒の前で性マイノリティの説明をさせようとするとか(ケアもなく)超ド直球の加害なのに最後の方でいい感じにまとまってて反感を覚える。こども、かつ日本の教育が未熟なのでそういうことはあるのかもしれないけど・・・

 

あと何より友達のアウティングの仕方、「トモダチドーシでキスするの?」ってほかの人に聞くとか、カマトトぶってんなーという。ほんとに疑問なら当日にググるだろ。

 

読み手が信用されていない感じがした。申し訳ない(マジョリティとして)


本来、全員斬首してもいいくらい酷いことをしてるけど許すエンドになっててターゲット(マジョリティ)をうかがっている感じが。

 

導入がすでにカップルというところが先進的だと思う。もっとぐいぐい怒ってほしい。その流れのひとつになる漫画だと思う。

 

「愛…しりそめし頃に…」

www.corocoro.jp

 

 

藤子A不二雄氏の漫画家マンガ。12巻無料(えっ!?)

 

トキワ荘の暮らしと、その周辺にちらりちらりと見える女性たちを描く。

コロコロの特別企画で無料だそうなんだけど、シブイな〜!

 

「売れね〜!仕事ねえ〜」を詩の引用で表すなどオトナのマンガですね。こういうのも見ていきましょう。それにしても先生の「売れね〜」の嘆き、後世の人間から見ると格別の味がしますね。。いや先生、大丈夫っスよ。。

 

 

FUTON DEPTH」

to-ti.in


>三千世界のカラスを殺し、推しと朝寝がしてみたい—。
学校に馴染めない主人公・すーちゃん。“同担は殺す”そう思っていたはずなのに、同じ推しを持つ同担の麻里花や熱川さんと仲良くなってしまう。「ヤクルシ3000」を飲んで眠ると夢の中で推しに会えるらしいと聞き、すーちゃんたちはある行動に出る。

※あらすじはトーチから引用。


※ネタバレするから読んできてね!

 

私は怖くてねえ。。

 

これは昔でいえばコックリさんとかのエモーションを感じたぞ。

 

コックリさん、っていう訳のわからないオカルトに託した、女の子同士の連帯。

コックリさんが現代に「推し」という概念になり、女の子たちを眠りに誘う。(この話で推しの詳細はあまり描かれない、概念としての「みんなで推せるもの))

 

絶っ対普段着てないパジャマを着て、布団を持って山に集まる。私はもうここから「眠ってる」と思って、


でもライトノベルで聞いたのかも知れない都々逸を吟じるの、なんかギュッと現実とも近くて。

 

怖い、私は怖いねえ。

 

その夢はいい夢かい?


友達と潜るふとんは、いい布団かな。

 

私は、推しって概念が分かってないんだ・・・。ADHD特性があるからだと思うけど。

 

全然、みんな推せばいい(この活用で合ってるのか??)と思うんだけど、こう、何か特定のものを大切にして祀ってよすがにする、それがあまり分かってない。

 

多分この作品に出てくるすーちゃんは声の大きさの調整や興味へのコントロールが聞きにくいそうだから軽度のASDのような気がするんだけど、推しを持って、儀式を経て、他者と繋がれるのはすごいなと思う。

 

これ、信仰とかの話ですね?

 

「ユメの魔法」

 

shonenjumpplus.com

 

魔法の杖を買ってもらったユメちゃん。デパートを舞台に魔法をかけまくる(親にアイスを買わせるなど)していたけれど、空を飛びたくなって屋上まで来た。そしたら、目が死にきった今にも「空を飛びそうなお姉さん」がいて。大人を救うファンタジー

 

読者が大人。

ジャンプラは建前上16歳からのアプリなんでそうなんだけど。

 

昨日、TLで地獄先生ぬーべーを読んでる人がたくさんいて、こどもにギリギリ怖い(そしてエッチ)マンガだったなーと思って。でも、インタビューでコマやセリフを減らすなどのこども向け仕様になっていると言ってた。

 

このマンガはこどもに向けてないから、こどもが妖精として大人を救う。(でも大人だから自分で行動しなきゃいけないんだけども)こどもに向けてない大人が読むマンガ。

別に悪いことじゃないよ。大人ツライもん。今まで我慢してただけであって大人も救われたいよね。

現実ではそごうがストライキするそうなので、お姉さんはユメちゃんに頼らず救われるかも知れない。頑張れそごう従業員。