その日読んだ漫画の雑感をまとめておくエントリです。
リンク切れや無料期間公開終了などご容赦くださいませ。
本日は9件の漫画の感想です。
- 『剛力さん家はシュラバラバンババン』
- 『闘病「後」日記』
- 「[第121話]ダンダダン」
- 「[その24]放課後ひみつクラブ」
- 「[第1話]ダディデバディ」
- 『そうです、私が美容バカです』
- 「聖☆おにいさん | その159 ただそこにあるだけの庭」
- チャンピオンRED2023年10月号
- 『人間一生図巻』
『剛力さん家はシュラバラバンババン』
https://sp.seiga.nicovideo.jp/watch/mg709154
剛力愛一郎、0歳8ヶ月!早くも自我に目覚めてしまったアカチャンッ!
愛と筋肉たっぷりの父母と贈る、育児あるある筋肉ギャグ漫画。
「筋肉と小2の魂」、わたくしのマイフェイバリットギャグ漫画『セレベスト織田信長』のジェントルメン中村氏がお届けする育児あるあるマンガ。リテラシーが100点な上、最後はいつも筋肉で解決するので3時のおやつにピッタリ。
ラブラブな巴萌お母さんと義仲お父さん(どっちも筋肉ヒューマン)がバチバチやらかす育児あるあるがすごく子育て世代に胸にきます。筋肉、かつ美人な巴萌お母さんは筋肉美人が見たい時にもどうぞ!
『闘病「後」日記』
ある日言われた「余命120日」。
それが、20年前のこと。
自分はどうやらしぶとく生きている。
でも、あの時知りたかったのは病気に前向きに取り組もう、という格言じゃなくて「闘
病が終わってからのこと」。
漫画家になったから、それを綴ってみよう。
『ワンオペJOKER』などのマンガ原作者である著者が描く、死の大病を通り抜けた後の生活記。
「普通の人」のレールから否応なく外れてしまった空虚、その空白を埋めるスピリチュアルに一瞬大きく振れ、去り。
病気が治っても世界は大きく変わってしまって、だけどそれでも生きている。
大病後の生活を覗き見させてくれるマンガ。
「[第121話]ダンダダン」
超作画オカルトバトル漫画、ついに部を作る。
部だ。学園生活の華、部ができるぞ!!
私は自分の高校生活のど真ん中が部活だったので(授業中全部寝てた)(たぶん学習障
害だったので)、部にはとても良い思い出がある。
キャンプ地ができると人がさらにやってくる。良い人も悪い人も。楽しんでくれアオハルッ!ところでその顧問の先生、たぶん敵だぞ!
「[その24]放課後ひみつクラブ」
ハイパー音速テンポ学園ギャグ漫画、今回はマラソン回。
マラソンは嫌だけど、陰謀論めいた秘密をミッケするために蟻ヶ崎さんが無理して猫田くんがアレコレするいつものやつ。なお、今回出てくる妙に猫田くんを崇拝する人たちは「その16」に出てきた漫研の人たちです。
キラキラ可愛い絵柄で油断してると竜巻旋風脚とかしてるので、ターゲットは40代(こどもが見ても楽しいと思うけど)
「[第1話]ダディデバディ」
新連載。
「体操のお兄さんの本当の仕事は、疳の虫を駆除することなんです」
体操歴22年、三児の父。体操選手にはなれず、体操インストラクターをしていたが職場が倒産。そしてこどもの体にまとわりつく「なにかが視える」田中哉太。
ある日出会ったのは、変わったアクタースーツを着で「何か」を駆除する青年。それは「体操のお兄さん」の真の職務の姿であったッ。
「体操のお兄さん」を特撮ヒーローにする試み。今シーズンのウルトラマン(ブレーザー)も一児の父なので、父属性は特撮ヒーローになりがちなご時世なのかもしれない。
作画も良いし、野生味主人公×クール系年下アシストくんのバディ(話が始まったら居丈高とかの可能性とかもある)、「狙って」ますね?
『そうです、私が美容バカです』
アラフィフ漫画家、まんきつは美容バカ!「屁が臭いときは美容を休む」がモットー女性誌NG美容道とは。元アルコール依存症で地獄を舐めた作者が綴る美容エッセイ。
この「元アルコール依存症」の下り、ひょっとしていらないかもなんだけど私は味がすると思うから書くけども(地獄帰りの美容道って呼んでる)(爽やかな風味にされてるのであまり言いたくはないのか)(でも味がするから)
今回はリフト切開(ってなんなんだろう、たぶん美容整形)で2週間以上腫れがあったヨ〜!ってルポ。
間違いなく美人なんだけど(最後までスクロールすると近影がある、本当にお綺麗)
「これは自己満足の世界、車のメンテや服マニアと同じ」って言ってて、
ンッソレはっ!そのっ、何回もやるのは危険なのではッ!?
んっんっんっ〜。。。私はその、アルコール依存症家族としてはけっこう、そろそろ一回立ち止まった方がいいんじゃないカナ。。とか遠くから思ったりして。。大丈夫かな。。。とか。。
「聖☆おにいさん | その159 ただそこにあるだけの庭」
ブッダとイエスがルームシェア!聖人お兄さんたちのアパート生活はつましくって聖人ギャグに溢れてる・・・!
まだやってんのよ聖☆おにいさん。ワンテーマでいまだにやってんのよ。でも確かに聖書や仏教、生活の道徳も説いてるので読み込むと生活ネタになるんだろうね・・・?
今回はガーデニングに対してブッダとイエスに意見の相違が。アパートの前のちっちゃい花壇に枯山水を作庭しようとするブッダと聖人の汗で生命を芽生えさせようとするイエス。ウン。。冷静に考えるとめちゃくちゃだな!
チャンピオンRED2023年10月号
これは雑誌全体の話なのですが、今回のチャンピオンREDは「星矢フェス」を称して5著者5作品の聖闘士星矢が掲載されており、ちょっとしたアンソロジー状態になっております。
絵を極めて車田正美に寄せた作品もあれば、今っぽい絵に振り切ったものもあり。
私は岡田芽武氏の星矢が好みでした。
過剰なまでの画面の破壊効果となんかすげ〜けど詳細はよくわからない、けど迫力で「そうかッ!」と納得させる技。聖闘士星矢って確かそうだった気がするんだ(自己解釈)
『人間一生図巻』
いがらしみきおの描く「人間」。
動機もオチもない。
ただ始まりと終わりはある。
1人の人間の一生をただ綴る。盛り上がりも特筆すべきものもない人生を。
しかしそれが人生だから。
2ページ目までにつかみを作って、序盤で物語の動機作り、中盤にアクション、その後ワンクッション置いて終盤の見せ場へ〜〜〜・・・
の様な、物語りの快い時間遷移を廃したマンガ。
でもだからこそどうなるか分からない、どう転ぶか分からないエキサイティング。
最近、「ストーリーが世界を滅ぼす」という書籍があるそうですね・・・読んでは無いけど興味はあります。
私なんかは物語をとても読む人間ですけど、物語の危険性、みたいなものはよく思うんです。デコった偉人伝や修飾した事件、「分かりやすくした」歴史など、ストーリーが及ぼす危険性というのはある、と思ってます。
けど、このマンガはいいんじゃないかな。いわゆる「物語」じゃないんだ。
(いや別に私は物語は楽しみますけども)(でもまあ、ほんと、物語の取り扱い注意さ、いつも心に持っとかないといけないのはそうだぜ!)