漫画のことと本のこと

漫画好きが読んだ漫画や本の感想を書くブログです。

ここんとこ読んだ漫画感想2023/11/13~20(10件)

その日読んだ漫画の雑感をまとめておくエントリです。

 

リンク切れや無料期間公開終了などご容赦くださいませ。

 

本日は10件の漫画の感想です。

 

 

「[57話]ゴダイゴダイゴ」

shonenjumpplus.com

 

巨大ヒーローはおじさん!


怪獣が飛来し害をなす世界において、対怪獣兵器として人間を巨大化して闘わせるプロジェクトがある。その古参被験者であるダイゴは、ある種ショーアップ&タレント活動化した巨大ヒーロー業界においてちょっぴり人気のないロートルおじさんヒーロー。
しかしその温かな目線で後続をサポートする、信頼厚きおじさんでもあるのだ!
文字通り以上、史上最大の「でっかい男の背中」を見せつけてくれる、おじさんがかっこいいバトル漫画。

 

ゴダイゴダイゴは面白いなあ。


普段はちょっと頼りなさげなおじさんがかっこいい少年マンガ、って好きなんですよ。おとなに憧れを持てる漫画。ダイゴさんに褒められてえなあ(40代が言うことじゃない)


巨大ヒーロー市街地プロレスは特撮ファンにもおすすめだし、肉付きのいいメンズプロレスは一定層に絶対的な人気があるはずだし(私は範囲外だが「そんなことはない」とは言わせないぞッ)。

 

というか、この漫画の連載形式もすごくて、ジャンプラインディーズ枠なんですよね。編集のつかない、言うなれば同人誌スタイル。それでコミックスも出てて。
ジャンプラ(集英社)に思うところ多々あるけど、やっぱり夢があると思います。実力本位。

 

ヤングマガジン2023年50号
『税金で買った本』91冊目 戦後日本の出版史 1冊目

 

 

 

石平少年はヤンキーで司書アルバイター


みんなが利用する図書館の裏話。司書も色々大変!物おじしない好奇心で司書のお仕事を見学する「司書お仕事もの」漫画。

 

『税金で買った本』はためになるなあ。。


今回の91冊目は「なんでその本買えないの?」という市民の声を解明します。答えの大枠は「請求書がめんどくさすぎるから」!!

 

「税金の行方を明瞭に」はとても正しいのですが、それをまっとうするために求められている本がすぐ隣の本屋さんで売られても図書館に並べられない。アンビバレンツ。


私も出版業界に詳しいわけじゃないのですが、取次、返本、返本待ちと、なんとなーく聞いたことのある出版業界ワードに困っている様子が伺えます。ン〜悩ましいネ。。

 

また、今回のお話のリクエスト者の方は「行政の政治的スタンス」についても疑いを持っていらっしゃるようで、市長の政党と「戦後日本の出版史」を図書館に置かないことの関係を指摘されています。こんなこと言われるのか、言われるんだろうな、辛いね。。

 

図書館の自由に関する宣言のリンクをそっと貼ります。司書さんたちにエールを・・・!!

 

図書館の自由に関する宣言

 

私は大学のレポートを書くのに図書館がないと破産するので、図書館はとてもありがたいです。

でも、知人で「大学司書をやって体を壊した」という話をしていた人がいて、大変な仕事なんだろうなあと思います。

ところで私のスタンスは「漫画で情報を得た気になるなかれ」なんですけど、本職の司書さん的には『税金で買った本』ってどうなんですかね?医療もの漫画とかだと本職医師が「ファンタジーですなあ〜」みたいに言ってたりするのでなるほどなーと思うんですけど、司書さんが『税金で買った本』について語ってるのは見たことないなあ(YouTubeとかではあるのかな)

 

『高度に発達した医学は魔法と区別がつかない』

comic-days.com

 

医学で魔法世界の病と闘う!
新人医、天海は技術も志も高い医師。無医村に赴任する途中に雷に打たれ、気がついた先はドラゴンやスライムの跋扈するファンタジー世界!?その世界では一部の魔法使いが医療技術を独占しており、医療支配とも呼べる状況にあった。「誰でも学べば誰かを治せる」、科学的医療を以てファンタジー住人を治せ!

 

おすすめ医療ファンタジーが無料期間よ!(2023/11/13段階)


この話、建て付けとしては「異世界転移」なんだけど、タイトルでピンとくる人も多いはずアーサー・C・クラーク「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」のもじりです。SFだ!

 

医療独占状態にある特殊技能「魔法」を、科学の力で解放しようという体制破壊にも読めるし・・・


ドラゴンの体あと、内に直接入って内視鏡的に見たりして面白いったらないよ!原作の方、本職のお医者さんで消化器・内科医の方なので切開よりも内視鏡にリアリティのある医療漫画です。

 

絵がすごく綺麗で、繊細なのにモンスターの重厚感もある、、、上に、なぜか「味方をしてくれる貴族階級」のファンタジー衣装がヤクザ形式という二度見感。姐さんはファンタジーキモノだし下っぱはファンタジージャージ。こういうの好き!

 

「[第148話]チェンソーマン 第二部」

shonenjumpplus.com

 

チェンソがやっと面白くなってきた。Twitterが死んでよかった!

 

「本当はあいつは◯◯なんじゃないか」。疑心暗鬼。「またチェンソーマンになってチヤホヤされたい」が夢だったデンジが「チェンソーマンもどき」という嫌疑をかけられて否定する。このアンビバレンツよ。

 

アサの「大切なものを剣(武器)に物質変換できる」がだんだん規模が大きくなって「自分の住んでる部屋だけくり抜くように消滅」っていう、建物に及んできたのが嬉しいですね。たーてもの!こーわれろ!!(コンテンツの中のビル破壊が好き)

 

とはいえ、今はニュースでボロボロになった戦地のビルを見る機会が多くてとても楽しめないのですが。。

 

チェンソ世界の原則は「悪魔各位は嫌われれば嫌われるほど強くなる」で、それはTwitter華やかなりし頃、「嫌われれば炎上して話題になる(売れる=強い)」ということで証明されてきました。

 

アサに取り憑いている悪魔(ヨル)は「戦争の悪魔」ですが、最近は「戦争」は好かれているようです。またチェンソの中のヨルの破壊行動程度可愛いもんで、炎上にもなりゃしません。

 

ここはひとつ、デンジが最近嫌われているもの・・・例えば「人権」を謳って戦って欲しいもんです。炎上するよきっと。

(でもそれは露悪ヒーローではなくてヒーローなのでは?)

 



邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん
『Season11/5本目 魔女見習いをさがして』

comic-ogyaaa.com

 

邦画って地味?いいえ邦キチのプレゼンを聞いてみてッ!?


邦画大好き女子高生、邦キチが繰り出す邦画の新たな楽しみ。「映画を愛する若人の会」のヌルいアメコミ映画ファンの部長にバシバシとプレゼンを決めまくる。アジア、特撮、女児アニメ!「邦キチは面白いけど特に邦画が見たくはなるわけではない」映画批評マンガ!

 

今回はおジャ魔女どれみの大人になったファンをターゲットにした『魔女見習いを探して』。
というか女児アニメ業界の切迫感、確かに薄々感じていた。大人向けメディア展開やグッズ展開などに活路を見出したようだけど、ネトフリとかの海外こども向けアニメの質がすごくいいからその(これ以上言うな!!!)

 

私個人としては日本の女として生まれたものの女児アニメはビタイチ通らずに育ってしまって、私がこどもの頃にあった女児向け特撮(ポワトリンとかですね)も熱心に見た覚えが無く。。女児アニメの魅力もわかってないのでした。。ゴメンネ。。

 

それにしても邦キチ世界、全員が「好きな映画のあらすじを簡単にまとめる能力は最低限あるっしょ」という映画マッチョで、すごく無駄で最高。

 

それにしても「女児アニメは卒業が早い」というのと「女児アニメのテーゼは【魔法で全ては解決しない】」というのは、健全な方向で作用してるのではないかしら、とか。

シン・エヴァンゲリオンで20年かけてようやく「お前ら大人になれ」と言ってくれたのを、女児アニメはこどもの頃からやってるってことですもんねえ。いいことじゃあないですか。

ただ、今どき男女を分けることも結構ナンセンスだと思っていて、女児アニメはその批評性を持ちながら統合されるものなのかもしれないですねえ(あるいは男児アニメが統合される側か)

 

「Our Way Home」

shonenjumpplus.com

80年前、家族を失い帰るところを失った男と、帰るところのあった男がいた。帰るべき男は死に、そうでない男が生き延びた。
謝罪のために旅路を急ぐ男は、男のなりをした女を拾う。
生命の選択と許しの物語。

 

さて・・・・(座り直す)

 

生きるべき理由に、死ぬほどの経験や死んだ方がマシな経験をカウンターにすることはあるでしょう。
また、アカルクタノシイまんが媒体において、第二次世界大戦を描こうとすることも良しと思います。

 

ただ、どうしたって、「アレ」は人災なのです。


植民地主義に色気を出した大バカ軍人たちが自分たちの負けを認められずにたくさんの命をカジノのチップ的に消費した愚行です。

残酷なことを言いますが、戦争で散った命に意味はありません。意味を持たせてはいけません。

おばさんは若者を試してる場合じゃ無くて、「戦地に送ったアタシが一番悪い」と銃を奪ってそのまま電車に飛び乗って永田町に行くとかって話だったと思いますよ。

当時の、命からがら逃げ切った人にそれをやれというのは酷だと私も思います。

 

だからこそ戦争を知らない私たちが断罪するべきでしょう。戦争で死ぬことは生きるための得難い経験になんてなりません。ただの負債です。

 

作品の描きたいこと、作品の提案するロマンを否定はしたくないんです。

でもねえ、戦争をテーマにした作品は、ごめんなさいもうのっぴきならないんですよ。

極右政権と世論をほっといたら、人類史上最悪と言っていい虐殺に至った国があるんですよね、イスラエルって言うんですけど。

戦争の一縷の浪漫を語りたければ、世界中のすべての戦争を終わらせてきてくださいと。そこから、ファンタジーとして大いに語りましょう。
それができないなら戦争否定一択です。悪い話じゃないと思いますよ、戦争になったら読者が漫画読んでる場合じゃ無くなって死滅するんで、戦争しない方がいいですね。

 

モーニング2023年51号
『二階堂地獄ゴルフ』第14話「師匠」

 

 

 

男、二階堂38歳。プロゴルファーテスト失格歴12年。サポートしてくれていたクラブ「桜武」から最後通告を突きつけられ、それでもなおプロテストに挑む。敵は己の心ッッ。後輩に嫉妬し、「プロテストぎりぎりで落ちちゃってさ〜」だけがプライドであることに直面し、公園でカップルに八つ当たり。卑小な男を逃げずに描く熟達の技が光る、福本伸行新作。

 

二階堂38歳、プロテストの合間に後輩と飲み、ホステスの地下アイドルと知り合い、プロテストに受かったらおっぱいを見せてもらう約束をする。

 

あの〜〜〜、

 

これ大切なとこなんですけど、こっちの女子もあと一押し、みたいなね、そういう関係なわけ。ちゃんと関係性できてんの。作ったの。時間かけて。
その微妙な時期にね、恥じずに押す感じ、あの、それはいいじゃん、いいことじゃん。

私、カイジをまともに読んでなかったんですけど、少なくとも二階堂地獄ゴルフ、卑小中年男のウィークポイントをザクッーーーと刺しつつ、目線が温かいじゃあないですか。
二階堂、悪いやつじゃないんだよね。諦めが悪くて要領が良くて才能がないだけ。うん、そうねえ。そうねえ。。(なお地下アイドルは5年やってる、とのことなので成人済みではあるはず)

(でもおっぱい見せてはやっぱヤダ)

 



『道徳の子』(読み切り)

comic-days.com


寛太の妹は知的障害を伴う自閉症スペクトラム症。
寛太自体は知能も普通で発達に遅れもない。でも、寛太は追い詰められていく。ネットで見た「何も希望がない」ということばに深く共感しながら。

 

。。。
私は自身が社会にギリギリ適応できるくらいの障害を持っていて、その視点から作品を見ることも多いのだけど、これはぜひ目を通してほしいッス。

 

いわゆる「きょうだい児」。障害のある子のケアを任されてしまうヤングケアラー。
また生々しいのが、このご家庭離婚しているんです。それもとてもよくあることで、扱いづらいこどもに疲れて逃げ出す片親はとても多いんですね。そしてたいていが母親に育児が偏り、シングルマザーの賃金の低さ、それによりきょうだい児にケアの負担をさせざるを得ない悪循環。

 

クラスでの偏見も。。
こと、性への接し方が人前で抑えられないこどもへの偏見は極めて厳しいです。性器を触ることは衛生的にさえすれば抑圧するべきではないのですが、クラスでは忌避されてしまうでしょう。。

 

きょうだい児のリアリティがある作品だ、と思います。ただ、お母さんの「自閉症アート」ということばはなんともやりきれません。

 

私は美大生でもあるので、西洋アートは歴史とロジック、日本アートは歴史と模倣であることを知っています(大まかに言えば、ですが)。結局は学びが必要で、感性からただ出力されるものは、残酷ですがアートでは無く「現象」です。※この点については末尾に補足をしています

 

それでもそう言いたくなる気持ちはとてもわかります。

 

先日、エッセイストできょうだい児の方が「弟の作業所のクッキーが190円で爆安で美味い」と言って、搾取ではないかと話題になっていましたね。

 

私は搾取だと思います。


でも、じゃあ、どう言えばいいのよ?とキレられたら、それも真実だと思います。

 

『道徳の子』では、同じ立場の人と出会うことでわずかな希望を見出します。これは現実でもきょうだい児のグループワークが存在することから有用な「癒し」だと思います。

 

はっきり申し上げて問題は「社会」なのですが。

 

作中、作業所のスティグマになるような表現や、お母さんの疲労によるきょうだい児の搾取もありますので閲覧は注意。

 

最後、爽やかな終わり方をします。それもまた、・・・・なにもできない、、、と苦い顔になります。

 

※この「自閉症アートはアートではなく現象」ということばについて、「健常者主義的である」という批判をいただきました。

ここについての補足と、私の考えを述べます。(この補足はかなり長いです。他のマンガの感想が見たい人はスクロールしてください)

 

アートが障害者を排斥していた過去があり、健常者主義についての反省と批判で障害者のアートを認めよう、という潮流があること。それは喜ばしいことだし当然なことだと思います。

 

一方で・・・・

 

『道徳の子』では、保護者が「この子がアートで有名になったら嬉しいでしょ」という、保護者も信じていない夢を口にします。その夢を伝えられたきょうだい児は、本当にやりたかったサッカーをあきらめて定時で帰れる美術部に入ります。

 

私は軽度精神障害児の保護者という立場もあるのですが、

障害児保護者のリソースは、足りていない・・・というか、マイナスです。だからこそきょうだい問題が起こっています。

 

私は自身も軽度の障害があるので、自身の困りごとをアートで昇華するのではなく、現象としてありのままとらえることが必要である、と主張しています。アートとして発露してしまうのではなく、困りごとの現象として受け止め、社会との折り合いの付け方、必要であれば薬物対処療法。アート教室で色彩や造形で表現をするより、グループワークで「ビックリして他人を噛んでしまうことを受け止め、どうやらないようにするか考える」方法を模索するべきで、そのリソースは残念ながら保護者の可処分時間の奪い合いなのです。「アートと見るか現象と見るか」の、選択肢すらないのがきょうだい児問題を抱えた家庭です。

 

長じてアートを志した障害児たちがのびのびとアートを構築し、排斥されない社会は重要です。(というか、正直、私の立場だと排斥されることそのものが信じられません。)

でも、個人的な想いとしては「障害児の付き添いで働くことも自分のこともままならない。これ以上リソース無いからアートをやらせてあげられない」というのが本音です。

 

私は障害児の発露を現象として持っていきます。ウチの子に今必要なのは、アートでの表現ではなく社会との摩擦の軽減の追求です。

 

障害児のアートの発展性を整備する方は、ぜひやっていただきたいと思います。でも、それは私のような当事者ではありません。それは福祉の目で見るか、文化の目で見るかの残酷な乖離です。その乖離が減る時代になることを私も願っているし、それができるのは疲れ果てた当事者を顧みず、ある意味で冷たく理論を構築する人です。

 

この件は様々な意見があることかと思います。『道徳の子』を読んで、身近な方と議論をしてもらえるととても嬉しいです。

 



『ワニになりたい』

comic-action.com

 

自傷跡はかなり生々しいので注意

美大生のまよは自傷癖がある。
課題もバイトも「逃げ癖がある」と言われ、頑張ってるのに対応できなくて夜毎増える傷。ある日のヌードデッサンで、胸に大きな傷のある女性に出会う。

 

最近おっ?と思った漫画のテーマが似通って来てるのは絵にもそういう傾向があるのかもね。

 

まよは明らかに精神障害を抱えていて、それが先天的か後天的かの判断は控えるけど、短期記憶が続かない、集中力が持続しないなどで社会的な困難に繋がってるのが見て取れる。

 

遠い異文化の知識と、そこを侵略せずに参考にする方法、なによりアートで社会と繋がろうとすること、

 

学問をフックに救われる、まっすぐで明るい救済の物語です。

 

「そうは簡単にはいかないYO!」というくらいサラッと救われていくので違和感はある。正直通院と服薬をお勧めする(メンタル薬服用中の人の意見)。

 

でも病院にできることと知識に触れることの効果ってまた別なので、知恵で救われるファンタジーとして受け止めたい。

 

何かを知ることで視界がガッと開けることって本当にある。服薬と両輪で掴み取りたいもの(メンタル症状対処中の人の感想)

 

「[第80話]ラーメン赤猫」

shonenjumpplus.com

ラーメン赤猫は猫がやってるラーメン屋。接客、仕入れ、新商品開発に顧問弁護士との軽い親交・・・って、これガチの小規模飲食店経営物語!優しくて真面目な世界、そして猫。

 

今回はとっても猫っぽい回ダヨ〜〜〜!!!

 

猫が妙に気に入っちゃう質感のぬいぐるみを、普段はチャキチャキ仕事するラーメン赤猫の面々が奪い合い。なんかあるんだよね猫の好きなぬいぐるみ。

 

私も20年ほどいわゆる「猫の家」だったので、猫がやわこいものをふみふみする、ウンふみふみふみふみふみふみするの、思い出しますねウン(ほのぼの)

 

しかし多頭飼いだと「この子は気に入ってもこの子はそんなでも」とかってあるようですが、今回のぬいぐるみはみんなが気に入った模様。奇跡のぬいぐるみ(そして末路もとても分かーる。。)